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【おもろいやん!日比谷Bar】第11話 年末の部長説教

毎度お世話になっております、八木高司です。

どんどん環境に慣れて、大変じゃなくなってきた頃…

8月には日比谷Barスタッフになって初めての
カクテルコンペティションに出場しましたね。


この時は当時一番大きなお店だった新宿3号店でした。
少し余裕が出てきた頃でしたので、
他のスタッフがやらないことをしようと考えて出ました。
カクテルグラスを使わずに、
お茶碗を使って和風のカクテルで売って出ようとしたのです。
それでも結果は伴いませんでしたが、
自分なりに新しいことにTRYしたので満足しておりました。

そして月日は過ぎ、日比谷Barにお世話になって
10ヶ月ぐらい経った12月も後半でした。

当時の日比谷Bar有楽町店の12月は
信じられないほど忙しかった。

この頃には後輩が2名ほど増えて働きやすくなっていたが、
想像を超えるお客様の数でした。

今の日比谷Barと違って早い時間帯から、
居酒屋的な利用するお客様も多くいらっしゃった。

今なら早い時間帯はパーティーコースのご利用が殆どなのだが、
当時は席予約が中心です。
アラカルトでのご注文だから、
何がご注文されるか分からないので本当に大変だった。

とはいえ、12月もクリスマスぐらいの後半になってくると落ち着いてきます。
そんな時に本部事務所のK村部長から、
飲みに行かないかとお誘いを受けました。

やったタダでお酒を飲めると喜んでお供しました。

向かった先は今は無き、
日比谷Bar新宿サブナード店でした。
最初の1杯目ぐらいまでは普通のお話をしていたのですが、
最近は何をしているのか?という話になってから大変だったです。

私は勘違いしてました、
慰労の意味で誘って頂けたと思っていたら、
説教(指導とも言います)するために呼ばれていたのでした。

タダでは酒は飲ませないという社長のセリフがあるのですが、
それを体感させて頂けました…
簡単に言いますと、即戦力で採用した筈なのに、
成長スピードがど素人と変わらないじゃないか!?ということなのです。
期待されていたのに、裏切っていたことに気づいていなかった。アホですね。
ひたすら怒られたような気がします、
途中から涙しか出ておりません。酒を飲めずに鼻水を啜っていたと思います。

最後の方に、ウチの会社で一番勉強しているのは誰だと思う?と質問されました。
私は当時、仕事ぶりに勢いのあった先輩店長の名前を出しました。
しかし違うと仰る。

困った誰だろうと悩んでおりましたら、
部長から一言、

うちの社長や。

確かにそうだわ、社長ほど勉強している人はおらんわ。
その社長の格言に、
私らは元々勉強が好きではなかったから、
人の倍では足らない、人の3倍はやらないと勝てない。
それは勉強だけでなく、仕事も3倍やるべきだと。

これだけ怒られたら、
何か新しいモチベーションを見つけて、
それをやります!って言わないと帰れない。

そう考えて、私は次のカクテルコンペティションの実行委員長をやります!と宣言したのです。

反応は「いいんじゃない」と素っ気なかったですが、
自分の中では1歩前に出た瞬間でした。

それからでしょうか?2年目に入ると
自分の周辺の動きが活発化してきたのです。
私が入った当時の店舗は日比谷Bar 本店、有楽町店、日比谷店、銀座店、
新宿1号店、新宿2号店、新宿3号店、新宿サブナード店、 渋谷店、目黒店、広尾イルフィオーレ、
調布気らく亭、気らく家の13店舗だったような気がします・・・

今日はここまで。




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