【おもろいやん!日比谷Bar】第16話 そうは問屋は卸してくれない
毎度お世話になっております、八木高司です。
やっと日比谷Barで店長になることが決まった。
それが銀座のお店ですから、田舎者の私はとても嬉しく、これからガンガン行くでぇという気持ちでいっぱい。
当時の銀座エリアを仕切っていたのは、入社する前の日比谷Bar研修からご指導を頂いていたO野寺先輩。
いつものようにいっぱいプレッシャーを頂戴します。
とはいえ、希望に胸を膨らませて前店長から引き継ぎを行い、店長として初めての営業を迎えます。
働くメンバーは、まぁまぁクセのあるスタッフが4名。
ソムリエの資格を持つ、イケメンのやっちーとお喋り好きで大柄のイトーちゃん。
寡黙なフリをしてよく話すイケダーとメガネの社員池野くんでした。
実はこの池野くん、年下なんだけどアルバイトとして日比谷Bar入りしたのは私よりも先輩なのでした。
この時の彼は銀座2号店と銀座4号店の両店舗勤務だったので、一緒に仕事をするのは金曜日だけ。
初日は確か月曜日だったので、私とイトーちゃんとイケダの3人。
心配なので見に来た小手森さんの体制で17時オープンを迎えました。
さぁさぁいらっしゃい、楽しい営業をして行きますよ~とお客様を待っているのですが・・・
一向に姿が見えません。
外の人通りはまばらながら、地下1階の居酒屋さんは賑わっています。
その地下の有名BARも。
2階にお店はあるのですが、エレベーターが上がってきません。
待てど暮らせど、お客様が来ない。
21時を過ぎた頃には、小手森さんが見るに見かねて日比谷Barのオリジナルウイスキーを1本キープしてくれました。
そのまま23時を迎え営業終了。
何も出来ないまま、初店長の1日が終わってしまいました。
まぁ月曜日だしね、こういうこともあるでしょう。
今後のネタの一つになるから、良いでしょう!
なーんて軽く考えてました。
翌日は多くはない来客数でしたが、初日の酷さは脱却できたと思いました。
そして週末の金曜日は結構盛り上がり、これなら何とかやって行けそうな気がする。
日曜日は休んで、2回目の月曜日を迎えました。
今日は小手森さんは来ないので、坊主(0円)は許されない。
流石に今日は大丈夫だろうと考えてました。
ところがところが、先週と同じ匂いがしてきます。
お客様が来ないのに、時間がどんどん進んでいきます。
一緒に働くメンバーも心配してくれます。
しかし、このままお客様ゼロをやってしまいます。
日比谷Barで売上ゼロというのは許されないだろうと思い、自腹を切ってみんなに1杯づつ奢って飲んでもらいました。
こんな金額を売り上げたからと言って、なんの解決にもならないのにカッコつけました。
そして翌日、小手森さんからプレッシャーを掛けられます。
「何か手を打たないとマズイよ」
2回も売上ゼロを出しておきながら、のんびりしているのだから怒られます。
さぁ困った、困ったけど策がない。
そこで考えたのが・・・は次回のお話。
今日はここまで。
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やっと日比谷Barで店長になることが決まった。
それが銀座のお店ですから、田舎者の私はとても嬉しく、これからガンガン行くでぇという気持ちでいっぱい。
当時の銀座エリアを仕切っていたのは、入社する前の日比谷Bar研修からご指導を頂いていたO野寺先輩。
いつものようにいっぱいプレッシャーを頂戴します。
とはいえ、希望に胸を膨らませて前店長から引き継ぎを行い、店長として初めての営業を迎えます。
働くメンバーは、まぁまぁクセのあるスタッフが4名。
ソムリエの資格を持つ、イケメンのやっちーとお喋り好きで大柄のイトーちゃん。
寡黙なフリをしてよく話すイケダーとメガネの社員池野くんでした。
実はこの池野くん、年下なんだけどアルバイトとして日比谷Bar入りしたのは私よりも先輩なのでした。
この時の彼は銀座2号店と銀座4号店の両店舗勤務だったので、一緒に仕事をするのは金曜日だけ。
初日は確か月曜日だったので、私とイトーちゃんとイケダの3人。
心配なので見に来た小手森さんの体制で17時オープンを迎えました。
さぁさぁいらっしゃい、楽しい営業をして行きますよ~とお客様を待っているのですが・・・
一向に姿が見えません。
外の人通りはまばらながら、地下1階の居酒屋さんは賑わっています。
その地下の有名BARも。
2階にお店はあるのですが、エレベーターが上がってきません。
待てど暮らせど、お客様が来ない。
21時を過ぎた頃には、小手森さんが見るに見かねて日比谷Barのオリジナルウイスキーを1本キープしてくれました。
そのまま23時を迎え営業終了。
何も出来ないまま、初店長の1日が終わってしまいました。
まぁ月曜日だしね、こういうこともあるでしょう。
今後のネタの一つになるから、良いでしょう!
なーんて軽く考えてました。
翌日は多くはない来客数でしたが、初日の酷さは脱却できたと思いました。
そして週末の金曜日は結構盛り上がり、これなら何とかやって行けそうな気がする。
日曜日は休んで、2回目の月曜日を迎えました。
今日は小手森さんは来ないので、坊主(0円)は許されない。
流石に今日は大丈夫だろうと考えてました。
ところがところが、先週と同じ匂いがしてきます。
お客様が来ないのに、時間がどんどん進んでいきます。
一緒に働くメンバーも心配してくれます。
しかし、このままお客様ゼロをやってしまいます。
日比谷Barで売上ゼロというのは許されないだろうと思い、自腹を切ってみんなに1杯づつ奢って飲んでもらいました。
こんな金額を売り上げたからと言って、なんの解決にもならないのにカッコつけました。
そして翌日、小手森さんからプレッシャーを掛けられます。
「何か手を打たないとマズイよ」
2回も売上ゼロを出しておきながら、のんびりしているのだから怒られます。
さぁ困った、困ったけど策がない。
そこで考えたのが・・・は次回のお話。
今日はここまで。
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