【孤独のぐるまん season1】第5食『オカチマチエール』
見澤
「今日は何を飲もうかなァ……?」
地元山形には所謂ガード下というものが殆ど存在しない。故に、まだ20歳であった自分は、TVに映るガード下の飲み屋街にひどく憧れたものであった。
時は過ぎて39歳。地元を走っていた仙山線(山形と仙台を結ぶ鉄道)の10倍のペースでやって来る山手線の駅には、必ずガード下の飲み屋が存在する。よりどりみどりである。
そんな数多のガード下の飲み屋で今夜見澤が選んだのは此処であった。
御徒町駅から徒歩3分、東京のクラフトビールの牽引役、
『東京ブッチャーズ with OKACHI Beer Lab』
店内醸造のクラフトビールと豪快な肉盛りが楽しめるバルである。
見澤
「うん……?これは……オ・カ・チ・マ・チ・エール……?ああ、御徒町エールか!」
店主
「そうだ。折角この賑やかな御徒町に店を開いてるンだ。御徒町で一番のビールを出したいわな。」
見澤
「オカチマチエールをラージで。」
店主
「ははっ、迷いが無いな。任せときな。」
見澤
「他にもアメヨコドライなんてのもあるのか。本当にこの街っぽいもの作ってるんだな。」
![](http://www.hibiya-bar.com/wp-content/uploads/2020/11/image14-e1604642768271.jpg)
店主
「ほらよ、オカチマチエールだ。」
![](http://www.hibiya-bar.com/wp-content/uploads/2020/11/image6-e1604642603569.jpg)
見澤
「………………ぷはっ!!軽いけれど芯にしっかりとコクが残ってて、こりゃ呑兵衛にぴったりだな!」
店主
「呑兵衛の街だからな。あと、これお通し。」
見澤
「うぉ、ハードチーズてんこ盛りか。これはありがたい。」
![](http://www.hibiya-bar.com/wp-content/uploads/2020/11/image10-e1604642614811.jpg)
店主
「チーズだけで終わらせて良いのかい?ウチの肉料理はな、このチーズとよーく合うんだよなァ。」
見澤
「済まないがもう食事は済ませているんだ。」
店主
「肉前菜盛りくらいはいけるだろ?……ホントは、肉ゥ……食いてェんだろ?」
見澤
「ゴクリ……それじゃ肉前菜盛りを。」
店主
「任せな。」
見澤
「つい頼んでしまった……食べられるかな。」
店主
「ほらよ、肉前菜盛りだ。」
![](http://www.hibiya-bar.com/wp-content/uploads/2020/11/image12-e1604642635285.jpg)
見澤
「めっちゃてんこ盛りだな!!これは食べ切れないぞ……仕方ない、チーズを乗せて食べられるだけ………!?何だこれ……美味い!!そして口が……ビールを欲している!?」
店主
「グラスゥ……空になっちまったなァ?」
見澤
「アメヨコドライを!頼む!」
店主
「ははっ、慌てなさんな。あーあ、こりゃ肉前菜盛りもあっという間に完食かな。」
見澤
「ヒーッ!!!!!!!!!!」
結局4種類のクラフトビールを全て試して、肉前菜もあっさりと完食してしまった見澤。
そしてその足は、締めの日本酒を求め同じガード下の『蔵どり』へと向かっていくのであった。(蔵どりのお話はまた別の機会で……
![](http://www.hibiya-bar.com/wp-content/uploads/2020/11/image13-e1604642649416.jpg)
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「今日は何を飲もうかなァ……?」
地元山形には所謂ガード下というものが殆ど存在しない。故に、まだ20歳であった自分は、TVに映るガード下の飲み屋街にひどく憧れたものであった。
時は過ぎて39歳。地元を走っていた仙山線(山形と仙台を結ぶ鉄道)の10倍のペースでやって来る山手線の駅には、必ずガード下の飲み屋が存在する。よりどりみどりである。
そんな数多のガード下の飲み屋で今夜見澤が選んだのは此処であった。
御徒町駅から徒歩3分、東京のクラフトビールの牽引役、
『東京ブッチャーズ with OKACHI Beer Lab』
店内醸造のクラフトビールと豪快な肉盛りが楽しめるバルである。
見澤
「うん……?これは……オ・カ・チ・マ・チ・エール……?ああ、御徒町エールか!」
店主
「そうだ。折角この賑やかな御徒町に店を開いてるンだ。御徒町で一番のビールを出したいわな。」
見澤
「オカチマチエールをラージで。」
店主
「ははっ、迷いが無いな。任せときな。」
見澤
「他にもアメヨコドライなんてのもあるのか。本当にこの街っぽいもの作ってるんだな。」
![](http://www.hibiya-bar.com/wp-content/uploads/2020/11/image14-e1604642768271.jpg)
店主
「ほらよ、オカチマチエールだ。」
![](http://www.hibiya-bar.com/wp-content/uploads/2020/11/image6-e1604642603569.jpg)
見澤
「………………ぷはっ!!軽いけれど芯にしっかりとコクが残ってて、こりゃ呑兵衛にぴったりだな!」
店主
「呑兵衛の街だからな。あと、これお通し。」
見澤
「うぉ、ハードチーズてんこ盛りか。これはありがたい。」
![](http://www.hibiya-bar.com/wp-content/uploads/2020/11/image10-e1604642614811.jpg)
店主
「チーズだけで終わらせて良いのかい?ウチの肉料理はな、このチーズとよーく合うんだよなァ。」
見澤
「済まないがもう食事は済ませているんだ。」
店主
「肉前菜盛りくらいはいけるだろ?……ホントは、肉ゥ……食いてェんだろ?」
見澤
「ゴクリ……それじゃ肉前菜盛りを。」
店主
「任せな。」
見澤
「つい頼んでしまった……食べられるかな。」
店主
「ほらよ、肉前菜盛りだ。」
![](http://www.hibiya-bar.com/wp-content/uploads/2020/11/image12-e1604642635285.jpg)
見澤
「めっちゃてんこ盛りだな!!これは食べ切れないぞ……仕方ない、チーズを乗せて食べられるだけ………!?何だこれ……美味い!!そして口が……ビールを欲している!?」
店主
「グラスゥ……空になっちまったなァ?」
見澤
「アメヨコドライを!頼む!」
店主
「ははっ、慌てなさんな。あーあ、こりゃ肉前菜盛りもあっという間に完食かな。」
見澤
「ヒーッ!!!!!!!!!!」
結局4種類のクラフトビールを全て試して、肉前菜もあっさりと完食してしまった見澤。
そしてその足は、締めの日本酒を求め同じガード下の『蔵どり』へと向かっていくのであった。(蔵どりのお話はまた別の機会で……
![](http://www.hibiya-bar.com/wp-content/uploads/2020/11/image13-e1604642649416.jpg)
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