【孤独のぐるまん season1】 第4食『故郷の味、再び』
見澤
「うぉ、何か綺麗になってる!!」
長いこと改装工事をしていた東京メトロ銀座駅。
少し前のことになるが
ある日出勤してみると、
改装が終わり、
煌びやかな駅へと変身していた。
やはり、自分が勤める街の駅が綺麗なのは、何か嬉しい。
折角(?)駅がリニューアルしたので、見澤もたまには銀座の街でランチするお店を開拓しようと銀座の街をぶらついていた。
そこで出会ったこのお店のこの看板。
『よってけらっしゃい(意:お立ち寄りください)』
立ち寄るしかあるまい、銀座三丁目、中央通りと昭和通りの間に店を構える『そばきりや 山形田』へ。
女将
「何にするんだい?」
見澤
「本当は山形の地酒をキメたいところだが、まだ昼だからな……蔵王冷やし地鶏そばを。」
女将
「あいよ。」
見澤
「そう言えば、地元にいるときはいつもラーメンばっかりだったっけ。もうちょっと蕎麦も食べておけば良かったかな。」
女将
「お待ち!」
見澤
「頂きます………………ヒーッ!!!!!!!!何だこの強烈なコシは……物凄い噛み応えだ……でも、噛めば噛むほど……旨味が湧き出てくるぞッ!!」
女将
「アンタ、山形の蕎麦は初めてかい?」
見澤
「いや、恥ずかしながら山形生まれなのだが、地元ではラーメンばかり食べてたから……」
女将
「はは、山形はラーメンも美味いからね。若いとラーメンに走っちまうもんさ。」
見澤
「いや、でも東京で山形の蕎麦に出会えて良かったよ。」
女将
「まぁ、ここまでの本格派ならウチが一番だね。」
見澤
「きっとそうだな。」
…………こんなに蕎麦が美味いなら、もっと地元で蕎麦食べておくんだった。地元の良さは離れてから分かることも沢山あるんだよなー、としみじみ感じる見澤であった。
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「うぉ、何か綺麗になってる!!」
長いこと改装工事をしていた東京メトロ銀座駅。
少し前のことになるが
ある日出勤してみると、
改装が終わり、
煌びやかな駅へと変身していた。
やはり、自分が勤める街の駅が綺麗なのは、何か嬉しい。
折角(?)駅がリニューアルしたので、見澤もたまには銀座の街でランチするお店を開拓しようと銀座の街をぶらついていた。
そこで出会ったこのお店のこの看板。
『よってけらっしゃい(意:お立ち寄りください)』
立ち寄るしかあるまい、銀座三丁目、中央通りと昭和通りの間に店を構える『そばきりや 山形田』へ。
女将
「何にするんだい?」
見澤
「本当は山形の地酒をキメたいところだが、まだ昼だからな……蔵王冷やし地鶏そばを。」
女将
「あいよ。」
見澤
「そう言えば、地元にいるときはいつもラーメンばっかりだったっけ。もうちょっと蕎麦も食べておけば良かったかな。」
女将
「お待ち!」
見澤
「頂きます………………ヒーッ!!!!!!!!何だこの強烈なコシは……物凄い噛み応えだ……でも、噛めば噛むほど……旨味が湧き出てくるぞッ!!」
女将
「アンタ、山形の蕎麦は初めてかい?」
見澤
「いや、恥ずかしながら山形生まれなのだが、地元ではラーメンばかり食べてたから……」
女将
「はは、山形はラーメンも美味いからね。若いとラーメンに走っちまうもんさ。」
見澤
「いや、でも東京で山形の蕎麦に出会えて良かったよ。」
女将
「まぁ、ここまでの本格派ならウチが一番だね。」
見澤
「きっとそうだな。」
…………こんなに蕎麦が美味いなら、もっと地元で蕎麦食べておくんだった。地元の良さは離れてから分かることも沢山あるんだよなー、としみじみ感じる見澤であった。
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