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【孤独のぐるまん season1】 第3食『田町でラム肉』

見澤
「懐かしいなァ……ダイニング三田店以来だ。」

ご存知だろうか、ダイニング三田店。
かつて三田の慶應仲通りに存在した、 日比谷Barのオープンキッチンダイニング。

かつて池袋からはるばるこの店に通っていた見澤にとっては
慶應仲通りは庭みたいなもの……だったはず。

慶應仲通りは様変わりしていた。
いつも行っていたあの店やこの店、
何処に行ってしまったのだろうか。

見澤は昔を懐かしみながらも、
自分のまだ見ぬ新しいお店探しに心躍らせていた。

そして立ち寄ったはこのお店。

『生ラム専門店 かんな』。

店主
「ウチのラムは最高に鮮度が良いからな。炙る時間は10〜20秒だ。」

見澤
「そんなで良いのか?」

店主
「そんなだから良いんだよ。」

見澤
「それじゃ……生ビールも一緒に。」

店主
「あいよ。メガジョッキだろ?」

見澤
「おいおい、いきなりメガはやり過ぎだろうよ。」

店主
「じゃ中生か?」

見澤
「メガで。」

店主
「はっ、素直じゃねェな。ほらよ。」


見澤
「〜〜〜〜〜〜ッ!!これだよこれ!!」

店主
「よし、早くラムを焼きな。」




見澤
「よ……よし……………」


店主
「ほら、早く降ろして。あーあ、ちと焼き過ぎたな。」

見澤
「これでもか……では早速。……………!?!?なんだこの口の中でとろけるラム肉は!!!!」

店主
「ちと焼き過ぎてもこれだぜ?ちゃんと俺ぃらの言うタイミングで降ろしな。」

見澤
「よ……よし………」

店主
「今だ!!」

見澤
「うぉぉっ!!(そのままサッと口の中に放り込む)…………うぁぁぁぁぁ!!美味ェ!!なんだこれは!!!!」

店主
「そうだろうそうだろう。さ、ガンガン行きな。」

見澤
「ヒーッ!!!!!!!!!」


田町は本当に肉が美味しい街だ。それを再認識した見澤であった。


また来週来よう……。




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