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【愛こいそいどい】第1話:I(愛) LOVE YOU の訳し方

はじめまして。妄想 泉です。
「創造力より想像力。
 そして意志を持った妄想力。」

バーテンダーとして働きはじめた間もない頃、
私が心に刻んだ言葉です。

バーテンダー、デザイナー、企画者、看板・内装施工など
何でも御座れのBARの世界を通して身に付けた武器(汗)を駆使して、
広く浅くオールラウンダー的につぶやく話にこれからもどうかお付き合いください。


「第1話:I(愛) LOVE YOU の訳し方」

日本を代表する明治の文学者、夏目漱石。

英語教師をしていた頃の漱石が、
「I love you」を「我君を愛す」と翻訳した教え子を見て、

「日本人はそんなことは言わない。
 月が綺麗ですねとでも訳しておけ」

なんて言ったという都市伝説があるのをご存知でしょうか。

愛とは何も恋愛だけを表した言葉ではなく、
親子や兄弟なんかの家族愛もあるでしょうし、
友だちとの友情にだって愛はあるだろうし、
もちろんBARの中にだって。

「こんばんは。暑い中ありがとうございます。」

「半分づつお取り分けしてお持ちしますよ。」

「このカクテルにはこんな由来があって…」

「ありがとうございました。また明日お待ちしてます。」

バーテンダーがお客様と何気なく交わす会話の中にも、
「愛」という直接的な表現はなくても
相手を想う温かい気持ちだったり、
何気ない言葉の中に含ませた表現や
ちょっとした情緒を感じられる一言の中に忍ばせたり、

おもてなしする人の「らしさ」がにじみ出る言葉が
「愛」だったりするんです(・_・;

文字にするとシンプルな3つの言葉で構成されている、
「I(私)」「LOVE(愛)」「YOU(あなた)」

バーテンダーがお客様に「向かって」伝えている、
「愛の信号」をあなたはキャッチできるでしょうか?


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